ナレーター・パーソナリティ岡佳奈の「声色日記」

〜広島を中心に活動中です。声のお仕事を中心に〜

お話ライブ!手づくりむかし話 ①

昨年から、、

これからのライフワークとも言えるようなお仕事をさせていただいています!

 

「お話ライブ!祇園 手作りむかしばなし」です。

 

民俗学科の女子大生である身、、

まさにお仕事でフィールドワーク(現地調査)の機会を与えてもらったようで、とってもありがたいです!

 

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広島市祇園地区は、鎌倉時代から350年間、安芸武田氏によって栄えた城下町でした。

 

現在も、神社仏閣がたくさん!

また、地理的に見ても、日本海と瀬戸内海を太田川がつなぎ、人の往来も物流も盛んな場所でした。

 

そんな場所ですから、つまり、たくさんの人の渦の中で経済、文化が栄え、芸術が起こり、、

そしていわゆる、人の「業(ごう)」も残っております。

ぞわぞわしますね、、!

 

むかし話、と聞くとどうしても子供たち向けかな、、と思ってしまうんですが、

お話をよくよく見ていくと、、

 

「おばあさんを食べてしもうたと」と、急におばあさんが食べられていなくなったり、

 「可愛い娘が山姥となり。。」と急な変貌をとげたり、、

 

意外とシュールでぞわぞわ怖いもの。

 

そして、何かしらの教訓めいたことや、禁忌を犯すことへの戒めなどが込められていて、昔ながらの日本人の思想に触れることができるのが魅力です。

 

古来人の感情がみずみずしくよみがえって、今の自分とリンクする感覚。

 

醍醐味です。

 

この「お話ライブ!」では、残っているお話をそのまま朗読するのではなくて、

フィールドワークという形で、現在にも残る史跡やいわれの場所を、合わせて紹介するというもので、

お話も、元あったものに取材を重ねて肉付けしながら、自分で創作しています。

 

現時点で2話できていますが、少しずつアップして行きたいな。

 

今は子供たち向けですが、いつか、大人向けもしてみたいものです。。

 

「痴情と禁忌の民俗学」を。。

 

絵が描けるかが問題(笑)